新宿から河口湖へ日帰り、富士山観光の回り方

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新宿から河口湖へ日帰りする人向けに、高速バスと特急のどちらを選ぶかを金額で並べ、周遊バス1本で戻れる順路にまとめました。雨天と強風の切り替え先も入れています。

結論:この記事が向く人

  • 車を使わず、新宿から河口湖を日帰りしたい人。行きは高速バス、帰りは特急という組み合わせを含めて検討します。
  • 富士山を見る場所と、見えなかった日の代わりを両方決めておきたい人。ロープウェイと遊覧船は風と天気で止まります。
  • 移動を1方向にまとめたい人。河口湖周遊バス「レッドライン」は一周約57分の環状路線なので、駅→湖の南側→北岸→駅と回れば往復や折り返しが発生しません。

逆に、朝がゆっくりな日や、富士急ハイランドで遊ぶことが主目的の日には向きません。この記事の順路は9時前に河口湖駅へ着くことを前提にしています。

先に決めること:行きの交通を金額で比較する

新宿から河口湖への直通は、高速バスと特急「富士回遊」の2つです。所要時間はほぼ同じで、差が出るのは料金と「遅れる可能性」です。

項目 高速バス(富士急行バス) 特急 富士回遊
片道運賃(大人) 2,200円~。WEB決済で2,000円 4,200円(乗車券2,580円+特急券1,620円)
子供 1,100円~(10円単位切り上げ) 公式の小児規定に準じる(購入画面で確認)
所要時間 新宿~河口湖駅 約1時間45分 新宿~河口湖 下り最速1時間53分
本数 1日を通して多数 毎日4往復(時期により臨時列車1往復)
乗車場所 バスタ新宿(新宿駅南口直結・4階) 新宿駅
予約開始 乗車日1か月前の同日から 乗車日1か月前の午前10時から
締切 始発出発時刻の30分前まで 座席が残っていれば当日も購入可
遅れ 道路状況で変動。遅延しても運賃の払い戻しはない 道路渋滞の影響を受けない

1日分を足し算して比べる

大人1人が、この記事の順路(ロープウェイ往復+遊覧船+周遊バス1日パス)で回った場合の交通・乗り物代です。入館料と食事代は含みません。

内訳 A:往復とも特急 B:往復とも高速バス(WEB決済) C:行きバス・帰り特急
新宿→河口湖 4,200円 2,000円 2,000円
河口湖→新宿 4,200円 2,000円 4,200円
周遊バス1日パス 1,500円 1,500円 1,500円
ロープウェイ往復 1,000円 1,000円 1,000円
遊覧船「天晴」 1,000円 1,000円 1,000円
合計 11,900円 7,500円 9,700円

差は最大4,400円です。金額だけならBですが、帰りの高速バスは道路が混んでも払い戻しがありません。翌日の予定が朝から入っている日や、新宿で乗り継ぎの新幹線・飛行機がある日は、行きだけバスにして帰りを特急にするCが、2,200円の追加で「帰り着く時刻を固定できる」選択になります。

なお富士回遊は毎日4往復と本数が少なく、繁忙期は1か月前の10時に売り切れることがあります。帰りの特急を取りたい日は、発売日の朝に押さえるか、最初からBで組んでください。

現地の足:周遊バスのフリークーポン

河口湖駅を起点に、レッドライン(河口湖周遊)が15分間隔・一周約57分、グリーンライン(西湖周遊)が30分間隔・一周約75分で走ります。フリークーポンは1日パスが大人1,500円・小人750円、2日パスが大人2,000円・小人1,000円です。購入は河口湖駅(6:30〜19:00)ほか、車内(1日パスのみ)とオンラインでもできます。

この記事の順路はレッドラインを4回乗るので、1日パスが軸になります。乗車が2回以下で済む短い予定にする場合だけ、都度払いの区間運賃と比べてください(区間運賃は公式時刻表で確認できます)。

モデルコース(レッドラインを1方向に回る)

河口湖駅から時計回りに一周する前提です。移動はすべてレッドライン。表の「余白」は、バスを1本逃しても崩れない時間です。

時刻 行動 移動 余白
7:15頃 バスタ新宿を出発 高速バス 約1時間45分
9:00頃 河口湖駅 着。周遊バス1日パスを購入 徒歩 15分
9:20 「遊覧船・ロープウェイ入口」へ レッドライン(15分間隔) 15分
9:40〜10:30 富士山パノラマロープウェイ 往復(片道3分)と天上山公園 徒歩 20分
10:40〜11:10 河口湖遊覧船「天晴」一周約20分 徒歩 10分
11:20 北岸(河口地区)へ レッドライン 15分
12:00〜13:00 昼食:ほうとう不動 河口湖北本店 徒歩 20分
13:15〜14:15 河口湖美術館 レッドライン 15分
14:30〜15:40 大石公園・河口湖自然生活館 レッドライン 20分
16:00 河口湖駅 着。土産と休憩
17時台 新宿へ出発 高速バスまたは富士回遊

レッドラインの区間所要は停留所によって違います。表の時刻は一周約57分・15分間隔という公表値から組んだ目安なので、出発前に公式時刻表で自分が乗る便を確認してください。

各立ち寄り先と滞在の目安

富士山パノラマロープウェイ/天上山公園(滞在50分)

山麓から山頂の天上山まで片道3分。運賃は往復が大人1,000円・小人500円、片道が大人600円・小人300円です。小人は小学生以上で、小学生未満は大人1名につき1名まで無料です。営業時間は通常8:30〜17:00(下りの最終17:20)、7月20日〜8月31日は8:30〜18:00(下りの最終18:20)です。

山頂には「絶景ブランコ」や「絶景やぐら」(おおむね9:30〜16:00)、天上の鐘、うさぎ神社、かわらけ投げがあります。朝いちばんに入れておく理由は、この後の予定が全部屋内へ差し替え可能だからです。晴れているうちに高い場所を済ませます。

止まる条件:落雷、強風、突風、竜巻、降雹のときは運休します。強風の日は運転再開を待たず、後述の代替へ切り替えてください。

河口湖遊覧船「天晴」(滞在30分)

一周約20分の周遊コースで、30分間隔で出発します。料金は大人(中学生以上)1,000円、小人(小学生)500円、未就学児は無料。運航時間は通常9:00〜16:30、GW・夏期は9:00〜17:30、冬期は9:30〜16:00です。ロープウェイと乗り場が近いので、続けて回るとバス1本分が浮きます。

ロープウェイと遊覧船のチケットは、現地で並ばずに事前手配する方法もあります。

ほうとう不動 河口湖北本店(滞在60分)

山梨のご当地麺「ほうとう」の店です。営業は11:00〜19:00で、麺がなくなり次第終了。定休日はありません。メニューはほうとう、もつ煮、馬刺し、いなり寿し、つけもの盛合せ、キムチ、ご飯の7種類で、不動ほうとうが1,210円。駐車場は普通車70台・バス10台です。所在地は富士河口湖町河口707で、河口湖駅からバス15分の位置にあります。

売り切れ終了があるため、13時を大きく過ぎる見込みになったら、先に食事へ回して美術館を後ろにずらしてください。順路を1方向に組んであるので、この入れ替えは移動距離を増やしません。

河口湖美術館(滞在60分)

富士河口湖町の財団が運営する美術館で、レッドラインの停留所名にもなっています。開館は9:30〜17:00(最終入館16:30)、休館は火曜日(7月から9月は開館)と年末年始。観覧料は企画展が一般・大学生800円(団体720円)、中高生500円(団体450円)、小学生以下無料。所蔵品展は一般・大学生500円、中高生300円、小学生以下無料です。障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名は無料です。

定番の日帰り記事では飛ばされがちですが、この記事では「雨と強風の日にコースを壊さないための受け皿」として位置づけています。屋内で1時間使えて、順路の途中にあり、最終入館が16:30と遅めだからです。

大石公園・河口湖自然生活館(滞在70分)

河口湖の北岸にある町の公園で、入園自由・料金なし。湖越しに富士山が見える向きです。園内にはブランコ、砂場、ムービング遊具、すべり台のほか、あずまや、多目的広場、水飲み場があります。

実用面で押さえておくことが3つあります。ゴミ箱が設置されていないので持ち帰りが必要です。トイレは河口湖自然生活館を利用します。水飲み場は冬季(12月中旬〜3月末)は使えません。犬を連れて行く場合はリード着用と排泄物の持ち帰りが必須です。

河口湖自然生活館の営業時間は、富士河口湖ふるさと振興財団のページで公開されています。閉館後はトイレが使えなくなるので、帰りのバス時刻から逆算して立ち寄ってください。

交通・移動の注意

  • 高速バスは出発10分前までに乗車券の購入が必要です。座席指定制で希望座席は受け付けられず、出発時刻までに乗らないと席を他の客に譲る扱いになることがあります。
  • 富士回遊に自由席はありません。「指定席特急券」か「座席未指定券」のどちらかを選びます(富士急行線内のみの利用は座席未指定券のみ)。座席未指定券は空いている席に座る形なので、繁忙期は立つ可能性があります。
  • 富士回遊の停車駅は新宿・立川・八王子・大月・都留文科大学前・下吉田・富士山・富士急ハイランド・河口湖です。大月で乗り換える一般的な経路より乗り換えがない分、荷物が多い日に効きます。
  • 周遊バスのフリークーポンは車内でも買えますが、車内で買えるのは1日パスだけです。2日パスが必要なら駅の窓口かオンラインで先に買ってください。
  • 富士回遊の予約は、JR東日本のみどりの窓口、指定券券売機、大手旅行代理店、えきねっと、JR-EAST Train Reservationで受け付けています。

車で行く場合の判断

大石公園には無料の駐車場があり、ほうとう不動 河口湖北本店にも普通車70台の駐車場があります。3人以上で行く、または荷物が多い場合は、公共交通より車が有利になることがあります。ただし河口湖周辺は行楽期に駐車場が満車になり、周遊バスのような「待てば来る」代替がありません。単独行や2人までなら公共交通、3人以上で朝が早く動けるなら車、というのが判断の目安です。

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崩れたときの切り替え先

起きたこと 切り替え先 順路への影響
強風・落雷でロープウェイ運休 遊覧船を先に。空いた時間を河口湖美術館の滞在延長に回す 順路は変わらない。1,000円が浮く
雨で終日、外に出たくない 河口湖美術館(最終入館16:30)を軸に、駅周辺で昼食。大石公園は短時間で切り上げる 屋外の滞在を70分削れる
ほうとう不動が麺切れで終了 河口湖駅周辺の飲食店へ。順路の最後(16時台)にずらす 美術館・大石公園を先に回す
富士回遊の指定席が取れない 高速バスに切り替える。金額はむしろ下がる 帰着時刻が読みにくくなる点だけ許容する
帰りの道路が混んでいる 河口湖駅で富士回遊または大月経由の電車へ変更 その場での追加購入が必要
大石公園でトイレに行きたい 河口湖自然生活館。閉館時刻を先に確認する 公園内に独立したトイレはない

予約が必要なものだけ抜き出した一覧

対象 予約の要否 受付の開始と締切
高速バス(新宿~河口湖) 座席指定制。事前予約を推奨 乗車日1か月前の同日〜始発出発時刻の30分前
特急 富士回遊 指定席特急券または座席未指定券が必要 乗車日1か月前の午前10時から発売
周遊バス フリークーポン 不要(当日購入可) 河口湖駅6:30〜19:00、車内は1日パスのみ
ロープウェイ 不要
遊覧船「天晴」 不要(30分間隔)
ほうとう不動 公式に予約制の記載なし。売り切れ終了に注意
河口湖美術館 不要 火曜休館(7〜9月は開館)

公開前・出発前に自分で確認すること

  • 富士回遊の当日の運転本数と時刻(臨時列車の有無は時期で変わります)
  • 高速バスの当日ダイヤ。2026年7月1日に新宿~富士五湖線の夏季運行ダイヤと運賃の改定がありました
  • ロープウェイの当日の営業状況。点検で最終便が繰り上がる日があります
  • 河口湖美術館の休館日と、その日の展示が企画展か所蔵品展か(観覧料が変わります)
  • 河口湖自然生活館の営業時間(大石公園のトイレとして使うため)
  • 遊覧船の季節ダイヤ(通常・GW夏期・冬期で終了時刻が違います)

よくある質問

富士山が見えるかどうかは事前に分かりますか

断定はできません。この記事の順路は、見えなかった場合に屋内施設へ振り替えられる作りにしてあります。ロープウェイ山頂と大石公園という「見る場所」を午前と午後に分けているのも、片方が曇っても機会が残るようにするためです。

周遊バスの1日パスは元が取れますか

この記事の順路ではレッドラインに4回乗るため、1日パス(大人1,500円)を前提にしています。乗車回数が2回以下になる短い予定に変える場合は、区間運賃を公式時刻表で調べて比べてください。

行きも帰りも高速バスで問題ありませんか

金額は一番安くなります。ただし遅延しても運賃の払い戻しはないため、新宿到着後に時刻の決まった予定がある日には向きません。

子ども連れでも回れますか

屋外の滞在が長いので、大石公園のトイレが河口湖自然生活館だけである点と、公園にゴミ箱がない点に注意してください。ロープウェイは小学生未満なら大人1名につき1名まで無料です。

河口湖駅に荷物を預けられますか

本記事では駅のコインロッカーの数や料金を公式で確認できていないため、断定を避けます。大きな荷物がある日は、乗り換えのない富士回遊を選ぶほうが移動が楽になります。

出典と情報確認日

本記事の営業時間・料金・運行に関する記載は、以下の公式ページで2026年9月6日に確認したものです。料金と時刻は変更されることがあるため、出発前に各公式ページで再確認してください。

情報確認日:2026年9月6日。本記事は現地取材ではなく、上記の公式情報にもとづいて組み立てたモデルコースです。実際に体験した感想としては書いていません。

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