広島駅から宮島への日帰りを、潮位・運賃・ロープウエー予約の3点から先に決める手順にまとめました。公式運賃だけで4通りを検算しています。
結論:宮島の日帰りは「何を見るか」より先に、この3つを決めると迷わない
宮島は行き方が2ルート、船が2社あり、券の組み合わせが多いわりに、どの記事も「JRが速い」「フリーきっぷがお得」で終わりがちです。実際に当日つまずくのは、次の3点を出発前に決めていなかったときでした。
- 潮位。大鳥居の下まで歩けるか、社殿が海に浮かんで見えるかは「干潮・満潮」ではなく潮位の数値で決まります。行く日の潮位表を見て、午前と午後のどちらを厳島神社にあてるかを決めます。
- 弥山(みせん)に登るかどうか。ロープウエーに乗るかどうかで、安く済む切符が入れ替わります。この記事で比べた範囲では、乗らないなら現金払い、乗るなら広島電鉄の一日乗車乗船券が、合計金額をいちばん低く抑えられます(後述の検算表)。
- ロープウエーの事前WEB予約が必要な日かどうか。宮島ロープウエーは特定日に事前予約が必須で、予約なしでは乗れません。該当日はカレンダーで公表されています。
この記事は、広島駅を朝に出て夕方に戻る大人向けの日帰り行程です。運賃・営業時間・料金はすべて各社・各施設の公式ページで確認しました(確認日は末尾)。宿泊を伴う行程やベビーカー中心の家族行程は扱っていません。
まず潮位を見る。「満潮=浮かぶ/干潮=歩ける」は宮島観光協会が誤りと明記している
宮島観光協会の年間潮汐表のページには、判断基準がはっきり書かれています。
- 潮位が100cmを下回ると、大鳥居まで歩いて行けます。
- 潮位が250cmを上回ると、嚴島神社が海に浮かんで見えます。
そのうえで同ページは、「満潮=海上社殿の状態」「干潮=大鳥居まで歩いて行ける」というのは誤情報であると明記しています。満潮でも潮位が250cmに届かない日があり、干潮でも100cmを下回らない日があるためです。「干潮の時間を調べて行ったのに歩けなかった」という失敗は、ここを取り違えると起こります。
行く日の潮位は宮島観光協会の年間潮汐表で確認できます。そのうえで、行程の順番を次のように入れ替えます。
| その日の潮位 | 午前にすること | 午後にすること |
|---|---|---|
| 午前が250cm超、午後が100cm未満 | 着いてすぐ厳島神社へ昇殿し、海に浮かぶ社殿を見る | 弥山または町歩きのあと、浜へ下りて大鳥居の真下へ |
| 午前が100cm未満、午後が250cm超 | 先に浜へ出て大鳥居の真下へ。昇殿は後回し | 潮が満ちてから厳島神社へ昇殿する |
| 一日を通して100〜250cmの間 | どちらの見え方も中途半端になります。順番は気にせず、弥山や資料館など潮位に左右されない場所に時間を厚く配分するほうが満足度が上がります。 | |
厳島神社の閉門は季節で変わります。3月1日〜10月14日は18時00分、10月15日〜11月30日と1月4日〜2月末日は17時30分、12月は17時00分です(開門はいずれも6時30分)。12月に「午後の満潮を待って昇殿」を選ぶと、17時00分の閉門に間に合わない可能性があります。冬に潮位優先で組む場合は、閉門時刻から逆算してください。
運賃の検算:弥山に登るかどうかで安く済む切符が入れ替わる
広島駅から宮島へは、JR山陽本線+JR西日本宮島フェリーと、広島電鉄+宮島松大汽船の2通りがあります。どちらでも宮島訪問税100円が1回かかります。大人1人が広島駅から往復する場合の、公式運賃だけを使った合計は次のとおりです。
弥山(ロープウエー)に乗らない場合
| 方法 | 鉄道 往復 | 船 往復 | 宮島訪問税 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 広島電鉄+宮島松大汽船(現金・IC) | 240円×2=480円 | 200円×2=400円 | 100円 | 980円 |
| JR山陽本線+JR西日本宮島フェリー | 420円×2=840円 | 200円×2=400円 | 100円 | 1,340円 |
| 広島電鉄「一日乗車乗船券」(広電全線+松大汽船・訪問税込) | 券に含まれる | 1,000円 | ||
ここで多くの記事が「フリーきっぷがお得」と書きますが、単純に往復するだけなら一日乗車乗船券1,000円は現金払い980円より20円高くなります。広島市内で路面電車にもう1回でも乗るなら、その1回(240円)が浮くので買う価値が出ます。判断は「宮島までの往復以外に広電へ乗るか」の一点です。
弥山(ロープウエー往復)に乗る場合
一日乗車乗船券には、宮島ロープウエー往復乗車券が大人2,000円→1,500円、小児1,000円→750円になる優待が付きます。宮島松大汽船の窓口には、フェリー往復+ロープウエー往復+訪問税をまとめた「エンジョイチケット」(大人2,100円・小人1,100円)があります。これらを含めて並べると順位が変わります。
| 方法 | 内訳 | 合計(大人) |
|---|---|---|
| 広島電鉄 一日乗車乗船券+ロープウエー優待 | 1,000円+1,500円 | 2,500円 |
| JR往復+松大汽船エンジョイチケット | 840円+2,100円 | 2,940円 |
| 広電往復+松大汽船+ロープウエー正規 | 980円+2,000円 | 2,980円 |
| JR往復+JRフェリー+ロープウエー正規 | 1,340円+2,000円 | 3,340円 |
弥山へ登るなら、広島電鉄の一日乗車乗船券を買っておくのが最も安く、最も高い買い方との差は840円です。エンジョイチケットは宮島口窓口(販売8時30分〜15時00分、島内では販売なし)でしか買えないため、車やJRで宮島口まで来る人向けの選択肢になります。
小児(小学生)の場合は、乗らない日は現金540円に対して一日乗車乗船券が550円で10円高く、ロープウエーに乗る日は1,540円に対して1,300円で240円安くなります。大人と子どもで得な券が違う日はありませんので、家族単位で同じ判断をして構いません。
速さで選ぶなら
JR山陽本線は広島駅から宮島口駅まで乗車時間約28分です(JR西日本宮島フェリー公式)。広島電鉄は路面電車で市内区間の停留場が多く、時間がかかります。差額360円で片道の所要時間が大きく変わるため、朝の1本目を確実に押さえたい日はJR、帰りに市内で寄り道する日は広電という使い分けが現実的です。行きだけJR、帰りだけ広電という組み合わせもできますが、その場合は一日乗車乗船券の元は取れません。
大鳥居を海上から見たいなら、フェリーは便を選ぶ
JR西日本宮島フェリーには、大鳥居の沖合を通るルートで運航する便があり、宮島口発9時10分から16時10分までの時間帯に設定されています。日中はおおむね15分間隔で運航しています。
つまり、広島駅を早く出過ぎて9時10分より前の便に乗ると、船から大鳥居に近づくことはできません。船上から大鳥居を見たい場合は、9時10分以降の便に合わせて広島駅の出発を調整してください。なお高潮の影響がある場合はルートを変更して運航すると公式に記載があります。
宮島松大汽船は宮島口発の始発が7時15分、最終が20時35分、宮島発の始発が7時00分、最終が20時15分で、9時から18時は約15分間隔です(旅客便。カーフェリーは別ダイヤ)。
宮島ロープウエー:事前WEB予約が必須の日がある
宮島ロープウエー公式サイトは、事前WEB予約が必須となる特定日を公表しています。公式サイトに掲載されている該当日は次のとおりです。
- 9月19日(土)・20日(日)・21日(月)・22日(火)
- 10月11日(日)
- 11月1日(日)・7日(土)・8日(日)・14日(土)・15日(日)・21日(土)・22日(日)・23日(月)・28日(土)・29日(日)
連休と紅葉期の土日に集中しています。この日程に当たる場合、当日窓口に並んでも乗れません。行く日が該当するかどうかは、行程を組む前にロープウエー公式サイトで確認してください。上記以外の日は予約不要です。
運行時間は紅葉谷線が上り9時00分〜16時00分、下り9時20分〜16時30分。乗車時間は紅葉谷線が約10分、獅子岩線が約4分です。ただし宮島観光協会は乗り継ぎ待ちを含めて片道25分程度と案内しており、往復では公称の乗車時間より30分ほど余分に見ておく必要があります。紅葉谷公園入口から紅葉谷駅への無料送迎バスは9時50分から約20分間隔で運行しています。
ベビーカー・車椅子は、そのままでは乗車できません。紅葉谷駅事務所で預かる扱いになります。気象状況によっては運転を見合わせる場合があるとも公式に記載があり、強風の予報が出ている日は代替を用意しておくほうが安全です。
モデルコース(広島駅8時30分発・JR利用・大鳥居便に合わせた基本形)
下の表は「午前が満潮寄り、午後が干潮寄り」の日を想定した基本形です。潮位が逆の日は、厳島神社への昇殿と浜歩きを入れ替えてください。時刻はJR山陽本線の乗車時間約28分とフェリー約10分を基準にした目安で、当日の時刻表で必ず確認してください。
| 時刻の目安 | 行動 | 滞在の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 8:30 | 広島駅からJR山陽本線(岩国方面)に乗車 | 約28分 | 大人420円。広電なら240円だが所要時間は長い |
| 9:00頃 | 宮島口駅着。宮島口旅客ターミナルへ | 10分程度 | JR宮島口駅から商業施設ettoまで徒歩5分、ターミナルはettoに直結 |
| 9:10 | JR西日本宮島フェリー乗船(大鳥居便の時間帯) | 約10分 | 大人200円+宮島訪問税100円。9:10より前の便は大鳥居に近づかない |
| 9:20頃 | 宮島桟橋着。表参道商店街を通って厳島神社へ | 20〜25分 | 宮島桟橋から宮島歴史民俗資料館まで徒歩約20分。神社はその途中 |
| 9:45 | 厳島神社に昇殿 | 45分 | 大人300円。宝物館とセットなら大人500円 |
| 10:30 | 宝物館(8:00〜17:00)または千畳閣・五重塔 | 30分 | 千畳閣は大人100円・8:30〜16:30 |
| 11:05 | 大聖院(開門8:00〜17:00) | 35分 | 坂と階段が多い。時間が押していれば省略する |
| 11:45 | 昼食(表参道商店街) | 60分 | 混雑期は待ち時間が読めない。後述の代替を用意する |
| 12:45 | 紅葉谷公園へ移動、無料送迎バスで紅葉谷駅へ | 25分 | 送迎バスは9:50から約20分間隔 |
| 13:15 | ロープウエーで獅子岩駅へ。獅子岩展望台 | 往復+展望で約1時間20分 | 片道25分程度+展望20分程度。上り最終9:00〜16:00、下り最終16:30 |
| 14:45 | 下山。町家通りまたは宮島歴史民俗資料館 | 45分 | 資料館は一般300円・小中学生以下無料。月曜休館 |
| 15:40 | 潮位が100cmを下回っていれば浜へ下り、大鳥居の真下へ | 30分 | 潮位が下がらない日は町歩きや買い物にあてる |
| 16:20 | 宮島桟橋へ戻る。フェリー乗船 | 約10分 | 大鳥居便は宮島口発16:10まで。帰りの便は通常ルート |
| 16:40頃 | 宮島口駅からJRで広島駅へ | 約28分 | あなごめしの弁当を買って乗るなら、店の売り切れ時間に注意 |
弥山の山頂まで登る場合は、この行程には入りません。宮島観光協会は、獅子岩展望台までを往復する行程を約2時間、山頂の霊火堂・弥山本堂まで含む行程を約4時間として案内しています。山頂まで行くなら、大聖院と資料館を外し、昼食を軽く済ませる組み替えが必要です。
各立ち寄り先の見どころと料金
厳島神社
昇殿料は大人300円、高校生200円、中学生・小学生100円(50名以上の団体は大人250円、高校生150円、中小学生70円)。開門は6時30分で、閉門は1月4日〜2月末日が17時30分、3月1日〜10月14日が18時00分、10月15日〜11月30日が17時30分、12月1日〜31日が17時00分です。1月1日は0時00分開門・18時30分閉門、1月2日・3日は6時30分〜18時30分。早朝は人が少なく、6時30分の開門直後は行程の中で最も落ち着いて回れる時間帯ですが、広島駅からの始発でこの時間に着くのは現実的ではないため、島内に宿泊する人向けの選択肢です。
宝物館・千畳閣
宝物館は大人300円、高校生200円、中小学生100円で、通年8時00分〜17時00分。厳島神社と宝物館の共通券は大人500円で、別々に買うより100円安くなります。雨天時に開いている時間が長いのもこの施設です。千畳閣(豊国神社)は大人100円、中小学生50円で、通年8時30分〜16時30分。
大聖院
開門時間は8時00分〜17時00分。座禅や写経などの体験も案内されています。公式サイトに拝観料の記載は見当たらなかったため、金額は書きません。行程に組み込む場合は事前に電話(本坊 0829-44-0111)で確認してください。
宮島歴史民俗資料館
定番記事では省かれがちですが、雨の日と、潮位が動かない日の受け皿として使える屋内施設です。江戸時代後期から明治期に醤油醸造を営んだ旧江上家の主屋と土蔵を展示施設の一部に使っており、その一部は国の登録有形文化財です。開館は9時00分〜17時00分(入館は16時30分まで)、休館日は月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)と12月26日〜31日。入館料は一般300円、高校生170円、小・中学生以下は無料、65歳以上150円。多目的トイレ(車椅子・オストメイト対応)が1カ所あり、一部に車椅子未対応の箇所があります。宮島桟橋から徒歩約20分です。
宮島水族館「みやじマリン」——2026年12月から4か月間休館します
雨天時の第一候補として紹介されることが多い施設ですが、令和8年(2026年)12月1日から令和9年(2027年)3月31日まで、設備更新と施設修繕工事のため休館します。再開予定は令和9年4月1日です。この冬に宮島へ行く人は、雨天代替をこの施設に頼れません。
開館している期間の入館料は一般(高校生を含む)1,420円、中学生710円、小学生710円、幼児(4歳以上就学前)400円、4歳未満無料。開館時間は9時00分〜17時00分(最終入館16時00分)です。
地元の食:あなごめしと揚げもみじ
あなごめし うえの(宮島口)
宮島口にある穴子飯の店で、弁当は9時00分〜19時00分(水曜は18時00分まで)、1階食堂は10時00分〜19時00分(水曜は18時00分まで)。いずれも売り切れ次第終了で、定休日はありません。所在地は廿日市市宮島口1-5-11で、JR宮島口駅から徒歩圏内です。
ここが行程上のいちばんの読みどころで、1階食堂は予約ができません。一方、弁当は公式サイトから予約でき、2階の「他人吉」はネット予約・電話予約に対応しています。混雑期に確実に食べたいなら、次の3択を出発前に決めておいてください。
- 弁当を予約しておき、帰りの列車内か宮島口で食べる(待ち時間ゼロ)
- 2階「他人吉」を予約する(席を確保できる)
- 1階食堂に並ぶ(待ち時間が読めず、売り切れの可能性がある)
島内で昼食を取る前提で組んだ行程に1階食堂を足すと、待ち時間ぶんがそのまま行程の遅れになります。宮島口の店なので、島へ渡る前か戻ったあとにしか寄れません。この位置関係を見落とすと、島内で昼食を済ませてから「食べ損ねた」ということになります。
紅葉堂の揚げもみじ
もみじ饅頭を揚げた「揚げもみじ」の店で、島内と宮島口に複数店舗があります。本店は9時00分〜17時30分頃(廿日市市宮島町448-1)、弐番屋は9時30分〜17時30分頃(同町512-1)、海岸通り店は10時00分〜16時00分頃、宮島口のetto店はettoに準じて当面10時00分〜18時00分。いずれも不定休で、営業時間は季節により変わると公式に記載があります。
複数店舗があるということは、本店が混んでいれば弐番屋や海岸通り店に回れるということです。行列が長い場合に別の店へ移る前提にしておくと、待ち時間を行程から切り離せます。
雨・混雑・運休のときの代替
雨の日は「曜日」と「季節」で開いている屋内施設が変わる
| 条件 | 開いている主な屋内施設 | 判断 |
|---|---|---|
| 月曜以外/12〜3月以外 | 宝物館、宮島歴史民俗資料館、宮島水族館、宮島口のetto | 水族館に時間を厚く配分すれば屋外の時間をほぼゼロにできる |
| 月曜(祝日・振替休日を除く) | 宝物館、宮島水族館、etto | 宮島歴史民俗資料館が休館。水族館へ振り替える |
| 2026年12月1日〜2027年3月31日 | 宝物館、宮島歴史民俗資料館、etto | 水族館が休館。資料館が休みの月曜と重なると逃げ場が宝物館とettoだけになる |
| 2026年12月1日〜2027年3月31日の月曜(祝日を除く) | 宝物館、etto | この日に雨なら、宮島の日程そのものを動かすほうがよい |
ロープウエーは気象状況によって運転を見合わせる場合があります。強風の予報が出ている日は、弥山のぶん(往復+展望で約1時間20分)を大聖院と宮島歴史民俗資料館に振り替えられるよう、あらかじめ順路を決めておいてください。
混雑・売り切れのとき
- あなごめし うえの 1階食堂が長蛇:弁当(予約可)または2階「他人吉」(予約可)に切り替える。どちらも売り切れ次第終了のため、前日までに手を打つ。
- 揚げもみじ本店が行列:弐番屋、海岸通り店、宮島口のetto店へ移る。
- ロープウエーの予約必須日に予約していない:当日は乗れないため、大聖院・宮島歴史民俗資料館・町家通りに時間を振り替える。
- フェリーの窓口が混雑:JR西日本宮島フェリー・宮島松大汽船とも全国交通系ICカード10種類に対応しており、自動改札で乗船料と宮島訪問税がまとめて引き落とされます。
宮島訪問税について(2023年10月1日開始)
廿日市市の宮島訪問税は、船舶で宮島に入る人にかかる税で、訪問1回につき1人100円です。1年分を一時に納付する場合は1人1年500円で、初回訪問予定日の前月10日までに市役所などで申告納付します。
旅客船を利用する場合、運賃に上乗せする形で船舶運航事業者が徴収します。JR西日本宮島フェリー・宮島松大汽船の自動改札では、交通系ICカードをタッチすると乗船料と税が自動で引き落とされます。券売機や窓口で運賃だけを見て「思ったより高い」と感じるのは、この100円が乗っているためです。
免除・非課税の対象も定められています。未就学児、学校教育行事で訪れる児童生徒(大学生を除く)と引率者・付添人、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の所持者は課税免除です。宮島町の区域の住民、区域内の事務所・事業所に通勤する人、区域内の学校に通学する人は課税対象外です。
子ども連れ・荷物が多い人が事前に知っておくとよい点
- ベビーカーはロープウエーに持ち込めません。紅葉谷駅事務所で預かる扱いです。弥山を行程に入れる場合、その間はベビーカーなしで動くことになります。
- 未就学児の無賃扱いは会社ごとに条件が違います。JR西日本宮島フェリーの普通運賃では有料人員1名につき2名まで無賃、宮島松大汽船のエンジョイチケットでは有料人員1名につき1名まで無料と案内されています。人数が合わない可能性があるので、複数の未就学児を連れる場合は乗る前に窓口で確認してください。
- 宮島訪問税は未就学児が免除です。小学生からは大人と同じ100円がかかります。
- 宮島歴史民俗資料館は小・中学生以下が無料で、多目的トイレ(車椅子・オストメイト対応)が1カ所あります。ただし一部に車椅子未対応の箇所があります。
- 宮島口の商業施設ettoは1階が10時00分〜18時00分、2階が11時00分〜19時00分。授乳室・おむつ交換室・コインロッカーの有無は公式サイトで確認できなかったため、必要な場合は管理事務所(0829-30-6930)へ問い合わせてください。
- 宮島水族館の授乳室・おむつ交換台・ベビーカー貸出・コインロッカーについても、公式の営業案内ページに記載を確認できませんでした。電話(0829-44-2010)での確認が確実です。
船で直接行く選択肢:ひろしま世界遺産航路
平和記念公園から宮島まで、乗り換えなしの高速船で約45分。アクアネット広島が運航しています。運賃は片道が大人(中学生以上)2,400円・小人(小学生)1,200円、往復が大人4,400円・小人2,200円、通しきっぷが大人2,500円・小人1,300円。宮島行きのチケットには宮島訪問税100円が1名につき別途必要です。運航は平和公園発8時30分〜17時10分、宮島発8時40分〜17時30分(通常ダイヤ)。
広電+松大汽船の往復980円と比べると片道だけで2,400円と高く、時間短縮のためではなく「平和記念公園を午前に見て、そのまま宮島へ渡る」という日にだけ意味がある航路です。注意点として、公式サイトは潮位が高すぎると船が橋の下をくぐれず、低すぎると座礁するため、特に大潮の時期に欠航便が発生すると明記しています。予約は乗船日の前日まで。当日の予約は受け付けておらず、当日は桟橋で空席のある便の当日券を買う扱いです。
予約前・出発前に公式で再確認する項目
- 行く日の潮位(宮島観光協会の年間潮汐表)。100cm・250cmを下回る/上回る時間帯を確認する
- 宮島ロープウエーの事前WEB予約必須日に当たっていないか。当たる場合は予約が取れるか
- 宮島ロープウエーの運休情報(強風・点検)
- 厳島神社の閉門時刻(季節で17時00分〜18時00分に変わる)
- 宮島水族館の休館期間(2026年12月1日〜2027年3月31日)
- 宮島歴史民俗資料館の休館日(月曜。祝日・振替休日の場合は翌日)
- あなごめし うえのの弁当予約、または2階「他人吉」の予約可否
- JR西日本宮島フェリーの大鳥居便の運航時間帯(宮島口発9時10分〜16時10分)と当日ダイヤ
- 広島電鉄「一日乗車乗船券」の在庫(紙屋町営業センターと車内販売は在庫限定で売り切れの可能性がある)
- ひろしま世界遺産航路を使う場合、大潮による欠航の有無
よくある質問
JRと広島電鉄、結局どちらがいいですか
弥山に登らず往復するだけなら、広島電鉄+宮島松大汽船が980円で最も安く、JR+JR西日本宮島フェリーは1,340円です。差額は360円。ただしJRは広島駅から宮島口駅まで乗車時間約28分で、路面電車より速く着きます。朝の1本目を確実に押さえたい日はJR、市内で寄り道する日は広電、という選び方が現実的です。
フリーきっぷは買ったほうがいいですか
弥山(ロープウエー)に乗るなら買ったほうが安くなります。広島電鉄の一日乗車乗船券1,000円にはロープウエー往復が大人1,500円になる優待が付き、合計2,500円。現金でそろえると2,980円なので480円の差が出ます。逆に弥山に乗らず単純に往復するだけなら、一日乗車乗船券1,000円は現金980円より20円高くなります。広島市内で路面電車にもう1回乗るなら元は取れます。
大鳥居の下まで歩けますか
その日の潮位によります。宮島観光協会は潮位が100cmを下回ると歩いて行けると案内しています。「干潮だから歩ける」ではないため、干潮の時刻ではなく潮位の数値を年間潮汐表で確認してください。
船から大鳥居を近くで見られますか
JR西日本宮島フェリーには大鳥居の沖合を通るルートで運航する便があり、宮島口発9時10分から16時10分までの時間帯に設定されています。それより早い便・遅い便では近づきません。高潮の影響がある場合はルートを変更して運航すると公式に記載があります。
雨でも楽しめますか
時期と曜日によります。通常は宮島水族館と宮島歴史民俗資料館、厳島神社の宝物館、宮島口のettoが屋内の受け皿になります。ただし宮島水族館は2026年12月1日〜2027年3月31日が休館で、宮島歴史民俗資料館は月曜が休館です。この2つが重なる日(2026年12月〜2027年3月の月曜、祝日を除く)の雨は、開いている屋内施設が宝物館とettoだけになるため、日程をずらすことをおすすめします。
ベビーカーで弥山に行けますか
ロープウエーはベビーカー・車椅子のままでは乗車できず、紅葉谷駅事務所で預かる扱いになります。弥山を組み込むなら、その間はベビーカーなしで動く前提で計画してください。
宮島訪問税は必ずかかりますか
船で宮島に入る人にかかります。訪問1回につき1人100円で、フェリー運賃に上乗せして徴収されます。未就学児、学校教育行事の児童生徒(大学生を除く)と引率者・付添人、身体障害者手帳などの所持者は免除です。1年分を一時に納付する制度もあり、1人1年500円です。
出典と情報確認日
この記事の運賃・料金・営業時間は、2026年9月11日に次の公式ページで確認した内容に基づいています。価格・ダイヤ・営業時間は変更されることがあるため、出発前に各公式サイトで再確認してください。
- 厳島神社 拝観施設及び料金(昇殿料、昇殿時間、宝物館、千畳閣)
- 一般社団法人宮島観光協会 年間潮汐表(潮位100cm・250cmの基準、誤情報への注意)
- 一般社団法人宮島観光協会 アクセス(宮島口桟橋からフェリーで10分、運航2社)
- 一般社団法人宮島観光協会 宮島ロープウエーの所要時間は?2時間コース(片道25分程度、獅子岩展望台20分程度)
- 廿日市市 宮島訪問税の概要(100円/500円、開始日、免除・非課税)
- 廿日市市 宮島歴史民俗資料館の概要(開館時間、休館日、入館料、設備)
- JR西日本宮島フェリー 運賃(大人200円・小児100円、未就学児、団体、訪問税別途)
- JR西日本宮島フェリー アクセス(広島駅〜宮島口駅の乗車時間約28分)
- JR西日本宮島フェリー 公式トップ(大鳥居便 宮島口発9:10〜16:10、日中15分間隔、高潮時のルート変更)
- 宮島松大汽船 チケット(エンジョイチケット 大人2,100円・小人1,100円、訪問税込、販売時間・場所)
- 宮島松大汽船 運航ダイヤ(旅客便の始発・最終、約15分間隔)
- 広島電鉄 一日乗車乗船券・電車一日乗車券(1,000円/700円、ロープウエー優待、訪問税込、販売場所)
- 広島電鉄 電車のご利用方法(全線 大人240円・小児120円均一)
- 広島電鉄 電車運賃改定のお知らせ(2025年2月1日改定、宮島線の距離別運賃廃止)
- 宮島ロープウエー 公式サイト(事前WEB予約必須日、運行時間、無料送迎バス、ベビーカーの扱い)
- 宮島水族館 営業案内(入館料、開館時間)
- 宮島水族館 休館のお知らせ(令和8年12月1日〜令和9年3月31日、再開予定)
- 大本山大聖院 公式サイト(開門時間8:00〜17:00、所在地)
- あなごめし うえの 公式サイト(営業時間、定休日なし、予約の可否)
- 紅葉堂 店舗のご案内(本店・弐番屋・海岸通り店・etto店の営業時間)
- 宮島口 etto 公式サイト(営業時間、JR宮島口駅から徒歩5分、ターミナル直結)
- アクアネット広島 ひろしま世界遺産航路(運賃、所要45分、大潮時の欠航、予約条件)
- JR西日本運賃表(幹線 営業キロ21〜25kmの普通運賃420円)
情報確認日:2026年9月11日
なお、この記事は現地取材ではなく、上記の公式情報を突き合わせて作成した調査型のモデルコースです。混雑の体感、料理の味、行列の実際の長さについては書いていません。JR広島駅〜宮島口駅の運賃420円はJR西日本の幹線運賃表(営業キロ21〜25km)から算出したもので、広島電鉄の広島駅〜広電宮島口の所要時間は公式サイトで確認できなかったため、具体的な分数を記載していません。いずれも当日の乗換案内で確認してください。
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